初夏を思わせる今日、所沢山口の椿峰界隈を探訪した。椿峰の地名は新田義貞が鎌倉攻めの折、この丘陵で箸がわりに使った椿の枝を地面に突き刺したところ、根付いて花を咲かせるまで成長し、やがて峰全体が椿で覆われたことによるという伝説に由来する。辿った道筋は下記の通り。
西武多摩湖線西武遊園地 →山口城址 →椿峰緑道 →椿峰西公園 →中央公園 →峰薬師 →御園上八雲神社 →仏蔵院 →来迎寺 →勝光寺 →アルペンロード →水道道路 →密厳院 →狭山湖畔霊園 →西武球場前駅
初めての所が多く、多くの知見を得た。
①高峰公園から中央公園まで椿峰の緑道を走行した。
②美園上八雲神社は元は山口城の庭園で鬼門守護の役割があった。
③仏蔵院は渡来人が建てた勝楽寺(狭山湖に水没)に縁のある寺であった。
④来迎寺が府中本願寺の「車返しの弥陀」と深い関係のあることを知った。
⑤勝光寺が執権北条時宗の開基であった。山門が殊のほか素晴らしかった。
⑥アルペンルートから始めて水道道路を辿った。のどかな里道であった。
[参考]多摩のジョギング道-武蔵野の古戦場、小手指原を行く
[写真]新田義貞の伝説を残す椿峰の緑道