戦国時代、滝山城主であった大石定久は北条氏の圧力に抗しきれず、城を北条氏照に譲り、自身は五日市戸倉城に隠棲した。晩年は多摩丘陵麓の由木の永林寺に移り、ついには野猿峠で自刃して果てた。多摩に於ける悲劇の武将である。今回は高幡不動から多摩動物公園裏のかたらいの路に入り、七生丘陵散策路、野猿峠ハイキングコースを経て野猿峠へ。帰路は柚木の永林寺に立寄り、大石氏終焉の地を見とどけることにした。辿った道筋か下記の通り。
高幡不動駅 →高幡不動 →かたらいの路(多摩動物園裏) →多摩テック前 →七生丘陵散策路(多摩テック裏) →季重神社 →六国台 → 平山城址公園 →東京薬大構内 →長沼公園 →野猿峠ハイキングコース →鎌田鳥山 →野猿峠 →野猿街道 →由木めぐみ野せせらぎ →野猿街道 →永林禅寺 →大栗川 →京王堀の内駅 全行程 約12km
得られた成果は下記の通り。
①高幡不動から京王堀の内まで多摩丘陵尾根道の縦走コースが確定した。
②かたらいの路から多摩動物公園のゴリラを近くに見ることができた。
③季重神社に鳥居が建てられていた。(本年10月改修)
④野猿峠からの野猿街道下りに由木めぐみ野せせらぎの小道を発見した。
⑤由木の永林寺内の由木城跡を初めて訪ね、大石定久の立像を確認した。
[参考]多摩のジョギング道-野猿街道・峠越えの道
[写真]永林寺境内の由木城跡に建つ大石定久像