正月3日の寒空の中、日光脇往還が例幣使街道に合流する佐野がどんなところか、訪ねてみることにした。辿った道筋は次の通り。
東武佐野線佐野市駅 →日光脇往還 →宝龍寺 →金山神社 →観音寺 →惣宗寺(厄除大師・東照宮) →例幣使街道合流点 →天明宿 →星宮神社 →例幣使街道 →佐野城跡 →東武佐野駅
初めての訪問でありいくつかの新たな知見が得られた。
1)日光脇往還と例幣使街道の合流点「本町」を確認した。
2)厄除け大師のある惣宗寺は佐野市最大の古刹であった。
3)惣宗寺境内の一角に家康ゆかりの東照宮を確認した。
4)東照宮は久能山から日光山へ改葬の際、当寺に宿泊したことに由来。
5)金山神社は江戸時代の鋳物師たちによって創建された。
6)藤原秀郷の末裔佐野氏の居城佐野城跡を初めて訪ねた。
7)江戸時代初頭になぜか佐野氏は改易となり城は廃城となった。
正月3日ということで、厄除け大師は参詣者であふれかえっていた。それにして日光火の番の千人同心が歩いた日光脇往還と例幣使街道との合流点なのに、市内のどこにもそれらしき説明版も見なかったのは残念なことであった。
[参考]多摩のジョギング道ー八王子から拝島へ千人同心街道を行く
[写真]佐野の古刹惣宗寺境内に建つ東照宮