猛暑の中休みの最後の日に、都心の平将門伝承地を訪ねた。以前既に鎧神社、神田明神、筑土神社、首塚など訪ねていたが、まだ未確認の神社が4ヶ所(赤城神社、筑土八幡、兜神社、鳥越神社)あったので、それらを訪ねることにした。辿った順は下記の通り。
東西線神楽坂駅 →赤城神社 →神楽坂 →筑土八幡神社 →飯田橋駅 →(東西線)→日本橋駅 →千代田橋 →兜神社 →(浅草線)→日本橋駅 →鳥越神社 →総武線日本橋駅
今回は初めての訪問であり、伝承地を確認できたことに意義があった。
1)赤城神社は群馬の赤城神社の分霊を祀ったことに始まる。
2)赤城神社には将門の胴が落ちたとの伝承があるが記述は一切なかった。
3)筑土八幡は伝承では将門の首が境内を越えたというが記述は一切なかった。
4)筑土八幡の境内に田村虎蔵の金太郎歌碑があった。
5)兜神社は東京証券取引所の斜め筋向かいにあった。
6)兜神社には将門の兜を祀ったというが境内の由緒書に記述はなかった。
7)鳥越神社八幡太郎義家ゆかりの神社であった。
8)鳥越神社には将門の首が境内の上を飛び越えたというが記述は一切なかった。
戦前の皇国史観では平将門は朝廷に弓を弾いた逆賊であるからか、由緒書の中には将門の記述は一切なかった。表記を避けているようにも思える。
[参考]多摩のジョギング道
[写真]将門の兜を祀ったという兜神社