冬晴れのもと、新年のことはじめに羽村を訪ねた。狙いは羽村に残る古道の確認と、伝説の残る阿蘇神社の椎を確認することにあった。辿った道筋は次の通り。
羽村駅 →まいまいず井戸 →牛坂通り →神明緑道(水道道路) →遠江坂 →玉川上水第三水門 →羽村堰 →玉川水神社・陣屋跡 →水上公園通り →多摩川堤 →水上公園 →阿蘇神社 →奥多摩街道 →加美緑地公園 →小作駅
過去に何度か訪ねた道であるがいくつかの新たな知見も得た。
①牛坂通りはまいまいず井修築時に多摩川の石を牛にひかせた道であった。
②神明緑道の終端の公園から玉川上水第三水門を眼下に見ることができた。
③遠江坂とはここに多摩の豪族大石遠江守の館があったことによる。
④羽村堰の園内に牛枠が再現展示されていた。
⑤上水公園を初めて確認した。
⑥阿蘇神社は社伝では601年に創建された古社であった。
⑦阿蘇神社は承平年間に平将門、天慶年間に藤原秀郷により造営された。
⑧阿蘇神社本殿横に藤原秀郷手植えと伝える椎の大木を確認した。
⑨阿蘇神社の傍らに吉祥寺跡があることを知った。
それにしても阿蘇神社周辺は相変わらず路地が複雑で、三度目の訪問にもかかわらず迷いに迷った。自分の不甲斐なさにただ呆れるばかりだ。
[参考]多摩のジョギング道
[写真]平将門の乱を平定した藤原秀郷が手植えしたという阿蘇神社の椎