初夏の日差しの昨日、10年ぶりに川原宿以西の陣馬街道(案下道)を通しで辿った。当時はこの里風景が大いに気に入り、高尾駅から川原宿を経て陣馬街道のバス終点「陣馬高原下」まで何度もジョギングしたものだ。今回辿った道筋は下記の通り。
バス停川原宿 →松竹橋 →薬師堂 →松竹稲荷 →浄福寺(城址) →こう月院 →駒木野 →黒沼田 →一刻芸術会館 →狐塚 →興慶寺 →ます釣場 →力石 →将門神社 →夕焼け小焼けの里 →宮尾神社 →口留番所跡・松姫碑
久々の訪問で得るべきものは多かった。
①川原宿の廿三夜塔、庚申塔は見事なものであった。
②松竹の薬師堂、稲荷は初めての訪問であった。
③陣馬街道の上を横断する圏央道を確認した。景観は大なし。
④浄福寺、こう月院の境内を探索した。浄福寺城址は今回はパス。
⑤駒木野の古い家並み、黒沼田の田園風景は見事であった。
⑥一刻芸術会館を初めて訪ねた。田中一刻の仏像彫刻に感嘆した。
⑦狐塚の興慶寺を初めて訪ねた。詩人中村雨紅もこの寺の鐘を聞いたのだろう。
⑧北浅川ます釣場一帯の力石の風景は昔とかわらず広大で、実に爽快だった。
⑨将門神社を初めて探索した。参道は雑草繁茂で途中で断念した。
⑩夕焼け小焼けの里の前に中村雨紅の新しい墓が造られていた。
それにしても洒落た一刻芸術会館の喫茶ルームでの1杯のコーヒーは最高のリラックスであった。
[参考]多摩のジョギング道-陣馬街道山里の道
[写真]将門神社参道から見た恩方力石の里風景