一昨日秋晴れのもと久々に妻も同伴するというので、国分寺の崖線界隈の史跡を散歩することにした。一部は何度か来ているが、まとまって再訪するのは4,5年ぶり。道筋の変貌と史跡の確認、それにデジカメ写真の撮影を課題とした。辿った道筋は下記の通り。
JR国分寺駅 →殿ヶ谷戸庭園 →不動橋 →お鷹の道 →真姿の池 →万葉植物園 →文化財保存館 →国分寺跡 →国分尼寺跡 →旧鎌倉街道上ノ道 →武蔵台東遺蹟 →史跡通り →JR西国分寺駅 →東福寺 →恋ヶ窪用水 →姿見の池 →大池(日立研究所)横 →輪島だんご →JR国分寺駅
殿ヶ谷戸庭園は聞きしに勝る庭園で、特に紅葉亭と次郎弁天池あたりは最高だ。管理棟も味があり、中にはかつての所有者、旧満鉄副総裁の江口氏や、三菱財閥の岩崎家が別邸として利用した当時の様子が紹介されている。また不動橋は橋の袂に不動明王の石塔があることから命名されたという。古い石橋供養塔があり、今は木橋だが当初は石橋であったことがわかる。お鷹の道は相変わらず素敵な散策道だ。真姿の池弁財天横では昔ながらに新鮮野菜が売られていた。文化財保存館に今回初めて入った。創建当時の国分寺の伽藍が見事な模型で展示されていた。国分寺跡は今も昔も変わらないが、国分尼寺跡は立派に整備されていた。また中央線北側の日立研究所横の小道は、以前は鄙びた恋ヶ窪の風情があったが、今はも見違えるほど立派になっていた。
[参考]多摩のジョギング道-国分寺の歴史と文学を辿る道
[写真]殿ヶ谷戸庭園の次郎弁天池の風景