予想以上の好天気の昨日15日、鎌倉東部の旧跡を巡った。狙いは元弘の変前後の太平記ゆかりの旧跡を確認することにあった。辿った道筋は下記の通り。
鎌倉駅 →若宮大路・段葛 →東勝寺跡・腹切やぐら →宝戒寺 →源頼朝墓・法華堂跡 →荏柄天神 →鎌倉宮・土牢 →永福寺跡 →護良親王墓 →杉本寺 →浄妙寺 →報国寺 →勝長寿寺跡 →鶴岡八幡 →小町通り →鎌倉駅
今回は初めて訪ねた旧跡が多く得るべきものは多かった。
1)宝戒寺は北条氏供養のため北条九代の館跡に建てられたことを知った。
2)頼朝墓参道に鎌倉幕府前身の大蔵幕府跡があることを知った。
3)頼朝墓は法華堂の跡で、今は白旗神社になっていることを知った。
4)荏柄天神は大蔵幕府の鬼門除けであった。
5)鎌倉宮は明治2年創建の新しい神社であることを知った。
6)鎌倉宮境内に護良親王幽閉土楼と淵辺義博が捨てたという首塚を確認した。
7)宮内庁環管理の護良親王墓を確認した。
8)鎌倉五山の一つ浄妙寺境内に足利尊氏の父貞氏の墓を確認した。
9)中先代乱に北条時行を担いだ諏訪頼重終焉地という勝長寿院跡を確認した。
狭い空間に歴史を動かした旧跡が密集しているのに改めて驚かされた。それにしても鎌倉宮門前のうどん屋で食した山菜うどん、汁の味は結構なものでした。
[参考]多摩のジョギング道-新田義貞鎌倉攻めの道
[写真]淵辺義博が害した護良親王の首を打ち捨てたという首塚