願ってもない五月晴れの今日、先月訪ねた東秋留の鎌倉道から小宮方面への探索を行った。小宮は室町時代に秋川谷の地侍集団を率いた南一揆の頭領小宮氏の故郷であり、小宮氏のゆかりの旧跡を訪ねた。辿った道は下記の通り。
東秋留駅 →鎌倉道 →一本榎 →廣済寺 →ざくざく婆の湧水跡 →梨木坂 →多西橋 →森山神社 →白石井戸跡 →鎌倉道 →慈勝寺 →八雲神社 →大澄山 →草花神社 →陽向寺 →小宮神社 →大行寺 →草花公園 →平井八幡 →一本榎 →東秋留駅
多くの新たな知見が得られた。
1)広済寺に江戸時代に二ヶ領用水改修に尽力した田中丘済の墓があった。
2)広済寺に羽村堰開削に活躍した平井の力持ちが運んだお手玉石を確認した。
3)ざくざく婆の湧水はなかったが小祠があった。
4)白石井戸は見当たらなかった。消滅した模様。
5)八雲神社から大澄山へ登るルートを初めて実踏した。
6)草花神社を初めて訪ねた。
7)陽向寺を初めて訪ねた。小宮氏の武将小宮十八騎の一人が創建したもの。
8)小宮神社を初めて訪ねた。小宮氏の氏神である。
9)大行寺を初めて訪ねた。平山季重の祈祷所であり、また宮氏に庇護された。
それにしても草花公園横を流れる平井川に架かるはるか橋からの景観は実に清々しいものでした。
[参考]多摩のジョギング道
[写真]秋川谷の南一揆を率いた小宮氏の氏神小宮神社